中国の市場経済地位承認国、66カ国に
商務部によると、2006年、新たに14カ国が中国の市場経済地位(MES)を認定し、承認国は計66カ国になった。
2006年に中国の市場経済地位を認定した国か、ミクロネシア・リベリア・ケニア・アルジェリア・スーダン・中央アフリカ・エジプトなど14カ国で、大半がアフリカ国家。
エジプトは中国にとってアフリカの中でも重要な貿易相手国で、エジプトが中国の完全な市場経済地位を認めたことは、両国の貿易関係の公平さを増し、より広い分野での協力を促すと期待される。
商務部の関係者によると、市場経済地位承認国が増えることで、中国企業が他国の反ダンピング措置に応訴することが有利になり、また、国際市場で中国の改革・開放のイメージが向上することにもつながる。この関係者は、「未承認国には、中国の市場経済体制構築の成果を正当に評価し、早期の承認を積極的に検討してほしい」と語る。「非市場経済国」の立場では反ダンピング措置への対応において不公平な待遇を受け、世界貿易機関(WTO)の公平貿易の原則に反している。現在、中国の3大貿易相手国である欧州連合(EU)・米国・日本は現在、中国の完全な市場経済地位を認定していない。
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