世界のFDI、昨年比34%増 中国は3.3%減
国連貿易開発会議(UNCTAD)がこのほど発表したに基本統計報告によると、2006年の世界の海外直接投資(FDI)は、前年比34%増の総額1兆2億ドルに達した。報告の主な内容は次の通り。
2006年に先進国に流入した海外直接投資は前年比約48%増の8007億ドル。このうち、欧州連合(EU)に対する直接投資は5490億ドル、米国は1773億ドル。発展途上国に流入した海外直接投資は同約10%増にとどまり、3677億ドルだった。このうち、アジア・オセアニア地域に対する直接投資は2299億ドル、ラテンアメリカは990億ドル、アフリカは388億ドル。
アジア・オセアニア地域のうち、中国に対する2006年の海外直接投資は前年比3.3%減の700億ドルとなった。中国、中国香港、シンガポールが引き続き、海外直接投資の導入額上位国家(地域)のトップ3となった。インドは韓国を抜き第4位に入り、投資額は同44.4%増の95億ドルに達した。
|