4日午前、北京人民大会堂で開かれた第10期全国人民代表大会第1回会議の記者会見で、姜恩柱スポークスマンはイラク問題での中国政府の基本的立場を表明した。

今期の全国人民代表大会会議では、イラク問題あるいは朝鮮の核問題が討議されるかどうかに、国際社会が特に関心を寄せていることについて、姜恩柱スポークスマンは以下のように述べた。

全国人民代表大会は政府活動報告を聴取し、審議することにしているが、活動報告には国際と対外関係に関する部分がある。全国人民代表大会はイラク問題と朝鮮の核問題に関する中国政府の立場を完全に賛成し支持している。イラク問題での中国政府の基本的立場は（1）国連の枠組み内でイラク問題を政治的に解決するよう主張する。一縷の望みがある限りは、政治的解決を目指し、極力戦争を避けるようにしなければならない（2）国連の核査察グループはイラクに対する査察を引き続き強化し、安全保障理事会の関連決議を実行しなければならない（3）我々はイラクが国連安全保障理事会の関連決議を全面的かつ厳格に実行し、真にいかなる大量破壊兵器も所有しないよう求める。イラクの主権の独立と領土保全は尊重されるべきである―――の3点である。朝鮮の核問題に関しては、外交部が中国の立場を詳しく述べているので、ここでは繰り返さない。