通信衛星「シノサット2号」、
2005年に打ち上げへ
中国航天科技公司傘下の中国空間技術(宇宙技術)研究院はこのほど、中国が自主的に開発した通信衛星「シノサット2号」の打ち上げプロジェクトが順調に進んでいることを明らかにした。同プロジェクトは現在、コア技術の開発を完了し、いまは段階的なテストを実施中で、衛星の組み立て・製作の段階に入った。2005年に西昌衛星発射センターから打ち上げられる予定。キャリア・ロケットは「長征3号乙」を採用する。
「シノサット2号」は、電波妨害に強く、信頼性の高い放送・通信衛星としては中国では初めてのもので、打ち上げ時の重量は5100キロ、設計寿命は15年、放送・同時中継・通信業務などに幅広く応用できる。これまでの国産衛星の中では最大で、設計・性能は世界の最先端のものである。
|