中国の2004年の消費者物価指数は3%
中国人民銀行が2月24日に公表した「2003年の中国通貨政策執行報告」では、2003年の消費者物価指数(CPI)が3%前後まで上昇するという予測は明らかになった。
この報告に基づいて、昨年、価格の上昇や融資の増加により、穀物など食品に停滞傾向が徐々に現われた。今年は自動車、家電、薬品などの価格の低下がみられて、物価指数は引き上げられる見込みである。
また、今年人民銀行が人民元レートの継続的安定を基本とし、狭義マネーサプライ(M1)、広義マネーサプライ(M2)の伸び率を17%に抑えるという通貨政策を打ち出していることもCPIの上昇に影響を及ぼしているとみられている。
こうした経済政策的な要素及び価格の変動による影響で、この報告ではCPIが2.2ポイント前後に上昇すると推測している。
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