2004 No.11
(0308 -0312)

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WHO、中国と共同でSARSワクチン基準制定へ

科学技術部が3月8日明らかにしたところによると、このほど開催された新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)ワクチンの研究・開発に関する国際シンポジウムで、世界保健機関(WHO)の専門家が中国の同方面における進展を高く評価した。

シンポジウムでは、中国が提起した不活性ワクチンの臨床試験プランをめぐり、専門家がウイルス株の選定、ワクチン製造、動物実験などについて討論した。WHO代表団は「中国政府はSARSワクチンの早期開発に全力を上げている」との認識を示すとともに、中国が世界初のSARSワクチンの開発で一定の成果を上げたことを高く評価した。

中国のSARSワクチン研究が世界のトップレベルに達したとして、WHOは中国の専門家との協力を決定し、回復期の患者の血清を利用してSARS抗体のWHO基準を制定し、それを世界のSARSワクチン研究の標準化の重要な布石としたい考えである。世界では現在、10種類以上の技術を採用したSARSワクチン研究がそれぞれ進められている。