建設銀行は中国、香港、米国で上場を計画
株式上場の準備を進めている国有四大銀行の一つである中国建設銀行は、中国、香港、米国で上場することを決めたと発表した。
建設銀行は3月12日に中国国際金融、モルガン・スタンレー、シティグループの3社を上場推薦人に正式指定した。IPO(新規株式公開)について各社と事前協議を行った。この3社はすでに建設銀行の株式を合わせて43.4%保有している。さらに建設銀行は、2004年末を目途に中国本土、香港、米国で上場する予定で、これによる資金調達額は100億ドルに達する見込みである。
中国最大の生命保険公司である中国生命保険株式有限公司が昨年12月にニューヨークと香港で上場を果たした。また、同公司の王憲章董事長はA株上場を実現しようとする考えを示しており、建設銀行に先駆けて3カ所での上場を実現する可能性があると見られている。
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