中国初の冷凍卵子試験管ベビー、まもなく誕生

北京大学第一病院生殖遺伝センターは3月26日、「国内初の冷凍保存の卵子による試験管ベビーが順調なら、5月に北京で誕生する」と発表した。通常技術による試験管ベビーの誕生では中国は海外より10年遅れているが、卵子の冷凍保存や人工受精技術の面では先進国に近づいている。

母親となる女性は不妊治療を受けていたが、卵子冷凍と人工授精技術により、母親となる夢をかなえることができた。胎児は双子である。現在、この女性は一般の妊婦と同様に、病院で定期検診を受けているが、医師によると、胎児の発育は順調で、異常が見られない。

北京大学の病院では、他に6人の女性が同様の人工授精技術による妊娠に成功している。