2004 No.15
(0405 -0409)

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>> 経済

 

中国商務部、今年の原油
輸入量が1億トン突破と予測

中国商務部市場運行調節司はこのほど、生産資材市場の2003年の発展状況と2004年の展望に関するレポートを発表した。同レポートによると、国内の石油・石炭市場は今年、引き続き需要が旺盛となり、需給のバランスは維持されるものの、季節的要素や運輸条件の影響により、部分的・構造的に需給が逼迫する可能性も排除できない。

今年の原油消費量は2億7千万トンに達し、輸入量が1億トンを突破する見込みである。三大石油製品――ガソリン・重油・灯油の消費量は、前年と比べて4.6%増の1億3600万トンに達する見込みで、市場価格はほぼ前年の水準を保ちながらやや上昇するとみられる。石油加工業は発展の好機が続き、利益は引き続き増加するものの、増加率は前年より減少する見通しである。

今年の原炭価格は、昨年から上昇傾向を引き続き保つとみられる。輸送条件による制約や需要増を受け、東部と南部の沿海地域など一部地域の石炭市場では需給が逼迫する状況が続くが、気候が暖かくなるにつれて、需給は安定化に向かう。通年で見ると、需給は基本的にバランスをとれ、価格は基本的に安定する。石炭産業は急成長期からゆるやかな発展期に移行する。