2004 No.15
(0405 -0409)

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
(8610) 68886238

>> 中国留学情報


中国留学の関連事項

中国留学の申請ルート

*政府間交流

政府間の二国間交流協議書に基づき処理。

*学校間交流

学校間交流協議書に基づき処理。

*団体推薦

国外の学校、教育機関、友好団体が、中国の関連機関を通じて、もしくは直接、中国の大学に推薦。

*個人申請

学生個人が中国の関連機関を通じて、もしくは直接、中国の大学に申請。

必要書類

*中国側が要求する留学申請書。

*中国の衛生検疫部門が統一して作成した『外国人健康診断書』。

*最終学歴証明書および成績証明書。

*修士、博士課程を申請する場合は、別途に助教授以上(あるいは同職務に相当する地位)の者2名の推薦状。

*私費で留学する場合は、以上の書類のほか、中国での事務委託者の氏名と経費保証書。

上記の各種書類は、中国語または英文で記入するか、もしくは中国語か英語の訳文を添付する必要があります。関連書類のフォームは外国駐在の中国公館あるいは中国の関連大学に請求してください。

留学大学と専攻学科の選択

満足できる大学と専攻学科を選択するため、本書に添付した学校連絡先リストを参考に、各学校に直接問い合わせまたは資料請求を行ってください。また、中国国家留学基金管理委員会の作成した『外国人留学生受け入れ校・専攻学科案内』あるいは中国の教育関連のウェブサイトで調べることもできます。

申請時期と方法

*政府間の二国間交流項目の留学生については、申請時期は毎年1月1日から4月30日まで。申請者は本国政府の派遣留学生の選考を担当する部門を通じて申請。

*学校間交流項目の留学生と私費留学生については、春季入学者の申請時期は通常前年の9月15日から12月15日まで、秋期入学者の申請時期は通常2月15日から6月15日まで。詳細は各大学の学生募集要項を参照。

社会・文化面における心構え

留学の途につく前に、社会・文化面における心構えをおろそかにしてはなりません。起こりそうな問題を少しでも多く想定してみて、それらの問題をどのようにして防止もしくは解決するかを考えてみるとよいでしょう。そうすることが中国での留学生活を楽しく過ごすのに役立つに違いありません。

・文化の違いに対する違和感を解消しましょう。中国に足を踏み入れたばかりの頃は、きっと周囲のすべてに興味がわき、一種の好奇心が自然と湧き起こってくることでしょう。しかし、間もなくすると今度は、言葉のうえでの交流の難しさ、価値観や考え方の相違といった文化の違いから悩まされることもありがちです。しかし、周囲の環境に対する理解が次第に深まるにつれ、だんだん適応することを覚え、孤独感は消えてゆき、中国の社会・文化生活の中に楽しさを感じるようになるに違いありません。

・生活スタイルの変化や生活習慣の違いがもたらす戸惑いと不如意感を解消しましょう。自国の郷里を離れ、両親や兄弟、友人たちと別れ、中国という不案内な土地に来たなら、ある程度、それまで慣れ親しんできた生活スタイルや生活習慣を変える必要があります。それは、周囲のすべてが異なる国のものであり、それまでとは全く違ったものだからです。理解を深め、少しづつ慣れていくことで、はじめてこうした戸惑いと不如意感を解消することができるはずです。

中国の気候の特徴と必要な準備

*中国はアジア東部に位置し、地形は西が高く東が低く、東は太平洋に臨み、大部分の地区は北温帯にあり、大陸性モンスーン気候であることが全国に共通する特徴です。

冬季の南北の気温差は大きく、1月の平均気温は広州とハルビンの間では35℃の開きがあります。

夏季と秋季は、大部分の地区の気候は温暖で、美しい陽が差し、気持ちの良い風景となります。

*日常の服装

 春と秋は、大部分の地区では軽装で過ごすことができます。冬季はわりと寒く、特に秦嶺、淮河より北の地区では、暖房設備のある寮や教室であっても、厚着をして室外の寒さを防ぐことが必要です。

*健康保険への加入をお忘れなく

私費留学生は医療保険と傷害保険に加入すべきです。本国で保険をかけることもできますし、中国へ来てから保険をかけることもできます。

*宿泊申請の提出は中国到着前に

中国の大学には通常、どの大学にも留学生宿舎があり、無料の寝具が備えてあります。部屋の違いにより部屋代にもかなり開きがあるため、中国へ到着する前に必ず事前に宿泊申請を学校に提出しなければなりません。家族連れの人は、事前に学校の同意を得なければならず、さもなければ宿泊については自分で解決しなければなりません。外国人留学生は許可を得たうえで校外に宿泊することができますが、その場合は規定に基づき居住地の公安機関で登録手続きをしなければなりません。

*学費の準備は十分に

学費は通常、学年ごとに納めます。中国の関連法律の規定に基づき、外国人留学生は中国で学習する間は就業することができず、また勤労補助の機会も少ないため、私費留学生は中国へ来る前に留学費用を十分に準備してください。

中国入国ビザの申請

外国人留学生は通常、普通旅券と「X」ビザあるいは「F」ビザを持参して学校で登録手続きをします。学習期間が6カ月以上の留学生は、『外国人留学生訪中ビザ申請表』(JW201あるいはJW202表)と学校の『採用通知書』、『外国人健康診断書』を持参して、外国駐在の中国のビザ発給機関に「X」ビザを申請します。学習期間が6カ月以下の留学生は、『外国人留学生訪中ビザ申請表』(JW201あるいはJW202表)と学校の『採用通知書』を持参して、外国駐在の中国のビザ発給機関に「F」ビザを申請します。グループで中国へ来る短期留学生は、権限を授与された部門の招聘状によって「F」団体ビザを申請することもできます。

外国人留学生の家族は、受け入れ校の招聘状によって中国入国ビザを申請することができます。留学生は中国に来た後、定められた期限内に衛生検疫部門で『外国人健康診断書』の確認手続きをしなければなりません。『外国人健康診断書』を提出していない場合は、現地の衛生検疫部門で健康診断を受けなければなりません。健康診断の結果、中国の法律の規定で入国を許されない病気に罹っていることが確認された場合は、直ちに帰国しなければならず、その際の帰国費用は自己負担となります。

中国の小中学校・高校は外国人学生の入学を歓迎します

*中国の小中学校・高校は適齢の外国人学生の入学を受け入れています。通常は、両親と共に中国に居住する外国人学生を受け入れていますが、両親が中国に居住していない外国人学生の場合は、中国に居住する外国人または中国人を外国人学生の後見人として、当該学生の両親から正式に委託しなければなりません。

*委託手続:国外で委託手続を行う場合、その委托書は通常、当該学生の国籍国の公証と認証を経たものであるとともに、当該国駐在の中国公館の認証を経たものでなければなりません。中国国内で委託手続を行う場合、その委托書は中国の関連公証処で公証することができ、また外国人学生の国籍国の中国駐在公館で公証することもできます。

*外国人の小中学校生・高校生は、グループ形式によって中国で短期(6カ月以内)学習することができますが、受け入れ側と派遣側が事前に合意書を締結する必要があり、派遣側は当該国の法律に基づき、未成年者を組織して出入国するのに必要な法律手続きを前もって行わなければなりません。

*外国人小中学校生・高校生が組織的にグループで中国へ入国、出国する場合、外国の派遣側が代表を派遣して学生に随行するとともに、中国滞在期間中は後見人としての任に当たらなければなりません。

*外国人学生は通常、両親または後見人とともに居住することとし、学校が提供する宿舎で居住することもできます。

*必要な中国語補習クラス以外は、外国人学生は通常、中国人学生と同じクラスで授業を受けます。

*外国人学生が各科目の学業を修了し、試験に合格したときは、受け入れ校が卒業証書を発行します。全カリキュラムを修了できていない場合は、学校は事実に基づくありのままの学習証明を発行します。

国家留学基金管理委員会

 国家留学基金管理委員会(以下、「基金委」と略称)は、教育部に直属する非営利事業法人であり、中国公民の出国留学と外国公民の入国留学の組織・助成・管理業務を担当しています。

訪中留学に関連する基金委の主な業務は次の通りです。

1、外国人留学生の中国政府奨学金申請の受理および入国後の事務管理。

2、外国の教育機関、民間友好団体が派遣する私費留学生の留学申請の受理。

3、私費留学生の個人による留学申請の受理。

4、中国政府奨学金の年度審議の組織と実施。

5、『中国留学案内』、『中国大学連絡先リスト』、『奨学金留学生受け入れ校・専攻学科案内』などのPR資料の作成。

6、中国留学に関する相談とサービスの提供。

基金委には特別に来華事務部が設けられ、中国留学に関連するさまざまな業務に従事しており、各国の留学生の要望に応じるため、400校余りの外国人留学生受け入れ大学と広範で密接な関係を保っています。私たちは、世界各国の学生・学者が中国へ学習、研究に来られることを心より歓迎するとともに、中国滞在中に実り多い学習成果を収められますよう祈願しております。

連絡先:北京市復興門内大街160号

   国家留学基金管理委員会 来華事務部

   郵便番号:100031

   電話:0086―10―66413253

   FAX:0086―10―66413255

   URL:http://www.csc.edu.cn

   e-mail:Laihua@csc.edu.cn

中国留学サービスセンター

中国留学サービスセンター(以下、「センター」と略称)は、中華人民共和国教育部に直属する事業部門で、独立法人の資格を有しています。センターは、主に外国人留学生の中国留学、中国公民の出国留学と帰国およびその他の教育関連の国際協力・交流に関するサービス業務に従事しており、国内外の関係機関と良好な業務協力関係を築いています。現在、センターが提供する中国留学サービス項目は次の通りです。

 1.外国の関係機関や国内の大学と協力して、私費留学生のための相談、募集案内などの仲介サービスを提供します。

 2.外国の関係機関や国内の大学と協力して、さまざまな短期学習、交流活動を開催します。

 3.中国の大学を組織して、海外で中国高等教育展覧会を開催します。

 4.インターネットを利用して、『中国留学網(ネット)』に「来華留学」欄(http://www.cscse.edu.cn/1aihua/index.html)(中国語・英語版)を設け、この欄で中国の教育、高等教育、外国人留学生教育の概況、中国政府の制定した関連方針・政策、中国教育の対外交流状況および留学申請、試験、ビザ、入国、登録などの手続と規定、さらには外国人留学生受け入れ大学の連絡先、一部の大学の外国人留学生募集要項、中国語能力検定試験(HSK)などについて紹介しています。

 5.中国へ来る留学生の医療保険、事故・傷害保険への加入手続を代行します。

住所:中国北京市海淀区学院路15号

中国留学服務中心(サービスセンター ) 来華事務処

郵便番号:100083

電話:0086―10-82303957

ファックス:0086―10―82303956