2004 No.16
(0412 -0416)

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
(8610) 68886238

>> 経済

 

薄煕来氏、「自動車産業の発展は
2020年までが勝負」と語る

中国商務部の薄煕来部長は4月3日、中国商務部と国家発展改革委員会主催の自動車及びコンポーネントの輸出拡大に関するフォーラムに送った祝電の中で、自動車産業は中国の国民経済の基幹産業であることを強調し、2020年までは産業発展にとって重要な時期になるとし、次のように述べた。

中国の自動車産業が技術レベル、生産規模などの面で進歩をとげている。この進歩は他産業を促し、各産業間の調整役となり、工業化の加速や雇用機会の創出などに積極的な役割を果たしている。

2003年の輸出額は47億ドルで、前年同期と比べて34.4%増えた。中国の自動車産業が近年、急成長を続けているが、一方で世界の自動車・コンポーネントの貿易総額に占める割合はいまだに小さい。特にコンポーネント輸出では、主に海外のアフター・サービス市場に供給されるものが多く、海外の大手流通システムに食い込んでいくのは難しいと言える。

こうした状況に鑑み、薄部長は、中国のWTO加盟後、海外自動車メーカーの中国市場への大規模な進出を背景に、中国の自動車産業を活性化させるべきで、これは中国自動車産業の海外進出の基盤であり、今回のフォーラムを契機に、独自の輸出ルートを模索する必要もあると強調した。