2004 No.16
(0412 -0416)

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外交部スポークスマン、「歴史を鏡とし、未来に目を向ける」を解説

孔泉外交部スポークスマンは4月8日、ある記者が「中国は、中日関係に言及する時いつも日本に『歴史を鏡とし、未来に目を向ける』ことを求めると言う。私はこの言葉の意味がよくわからない。もし中国がその鏡の中をのぞいたら、そこには何が見えるのか。ぜひお聞きしたい」と質問したのに対し、次のように答えた。

第二次世界大戦中、日本軍国主義はアジアの隣国に深刻な災禍をもたらした。当時の歴史を中国国民は忘れられず、アジアの人々も忘れられず、軍国主義の被害を受けた日本国民もまた忘れられない。われわれが日本の指導者に希望する「歴史を鏡とし、未来に目を向ける」とはつまり、歴史の教訓を学び取り、平和に発展する道を引き続き歩んでほしいということだ。これは日本の広範な国民の期待でもある。日本の指導者は当時の侵略の歴史を直視し、反省すると何度も表明した。われわれは日本の指導者が侵略の歴史を反省するという約束を忠実に守り、二度とアジアや中国の人々の感情を傷つけることをしないでほしいと願っている。

中国には「過去を忘れず、後世の師とする」というとても深い道理を含んだ古い言葉がある。当時アジアの人々に限りない悲しみと苦しみをもたらした戦争で、中国国民および日本国民も含めたアジアの人々の被った損害はとても大きいものだ。今日アジアにいまだかつてない発展のチャンスが訪れており、国際環境は「相互信頼、相互利益、平等、協力」の新しい安全保障観をさらに形成するよう、われわれに求めている。われわれは当時の歴史から与えられた教訓をしっかりと心に刻むべきであり、各国は平和に発展する道を歩むことに力を入れるべきである。これがつまり、私が鏡の中で発見した最も重要なポイントである。