科学実験衛星2基、打ち上げに成功
科学実験用の小型衛星「試験衛星1号」および「納星1号」が4月18日午後11時59分、西昌衛星発射センターから長征2号丙ロケットで打ち上げられた。これは中国の小型衛星開発技術が重要な飛躍を遂げたことを示している。
「試験衛星1号」は、中国初の通信型の小型3D測地衛星で、重量は204キロ、主に国内の資源分布の撮影と測量、地理的環境のモニタリング、測量図の試験的作成に使用される。「納星1号」は、ハイテク技術の研究に用いられるナノ衛星(超小型衛星)で、重量は25キロ以下である。
今回の打ち上げは主に、重要技術の研究によってナノ衛星のプラットフォームを開発するとともに、高度の衛星運行技術をテストする狙いがある。「長征」型ロケットは今回が76回目の打ち上げで、1996年10月からの連続成功記録を34回に伸ばした。
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