唐国務委員、太平洋諸国との関係正常化に期待

中国の唐家セン国務委員は4月25日夜、上海で開かれた国連アジア太平洋経済社会委員会（ESCAP）第60回総会に出席した太平洋諸国の代表と会見し、歓迎宴に招いた。会見の際、唐国務委員は次のように述べた。

中国は太平洋諸国との関係を重視している。中国は国連安全保障理事会の常任理事国として、発展途上国の当然の要求や関心を理解、支持するとともに、海洋資源の開発と保護、気候変化、環境保全、太平洋地域への核廃棄物持ち込み禁止の問題に対する太平洋諸国の立場を支持する。

中国政府は太平洋諸国の経済発展と民生改善の努力を支持しており、国交のある太平洋諸国には長年にわたり力の及ぶ限りの経済技術援助を提供している。プロジェクトはすべて援助国の国家経済と国民生活の視点に立って選定し、太平洋諸国の人々に実益をもたらしてきた。

中国はまだ国交を樹立していない国との友好協力関係を積極的に発展させ、早期の関係正常化を促したい。