第１回全国経済調査計画が７月までに確定

予定されている中国初の全国経済調査に関する調査計画制定作業が７月末に完了することが明らかになった。これは、国家統計局の李徳水局長が経済調査指導グループに指示したものである。

同グループの責任者も務める李局長によると、調査指導グループは経済調査の重要な試行地域として吉林省、浙江省、四川省、北京市を指定し、経済発展地域及び経済振興地域から試行地域を選び出してテスト調査を行い、その結果に基づいて、調査計画に調整を加えて全国調査を展開する方針をとることになった。

李局長は、さらに次のように述べた。今回の調査を工業調査、建築業調査、第三次産業調査などさまざまな全国調査を総合したものになると説明した。しかし、今回のような総合的な全国調査は初めてのことでもあり、個人経営者に対する調査をどのように進めるか、国勢調査をいかに展開するかなどいくつかの点で問題点が残っており、さらに綿密な検討を行う段階にある。

今回の調査は、これからの第11次５カ年計画（2006−2010年、「十一五」）における重要な基本データにもなることから、できるかぎり正確な調査結果を得ることが求められている。