中国秦山原子力発電所第2期
工事2号ユニット、商業用運行を開始
発電容量65万キロワットに達する中国秦山原子力発電所第2期工事2号ユニットが今月初め、商業ベース運行を始めた。原子力発電秦山有限公司の李永江総経理は4月10日、北京で行われた記者会見で、「秦山原子力発電所第2期工事2号ユニットの稼動によって、華北地区の電力不足がいくらか緩和されるだろう」と述べた。
秦山原子力発電所は中国浙江省にあり、1991年から発電を開始した。第2期工事は1996年に着工し、中国が初めて自力で設計、建造、運営する商業用原子力発電所である。
中国で現在運行、建設されている原子力発電所ユニットはあわせて11基で、発電総量は860万キロワットに達している。中国の原子力発電所開発計画に基づいて、2020年までに中国の原子力による発電量は3300万キロワットまで達する。
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