今年の中国のハイテク製品
輸出額は1500億ドルを突破
科学技術による貿易振興戦略が実施されて以来、中国のハイテク製品輸出は伸びており、今年は1500億ドルを突破する見通しである。
魏建国商務部副部長は5月11日、2004年中国蘇州電子情報博覧会の記者会見の席上で、「科学技術による貿易振興戦略が実施されて以来、中国のハイテク製品輸出は伸びており、1999年の247億ドルから2003年の1104億ドルまで増えた。今年第1・四半期のハイテク製品輸出額は67.5%増の331億ドルに達し、そのうち、3月の輸出額は74.3%増の128億2000ドルに達した。今年、中国のハイテク製品輸出は引き続き良好な勢いを保ち、1500億ドルを突破する見込みである」と述べた。
昨年、中国のハイテク製品輸出額は1104億ドルで、中国輸出額の約四分の一を占めた。中国ハイテク製品は織物を追い越して、機械・電子製品に次ぐ第2位の輸出品となっている。
中国の通関統計によると、今年の1月1日から中国とASEAN・東南アジア諸国連合の「早期収穫」案が実施されてから
、今年の第1・四半期に、総額10億元に相当するASEAN優遇関税商品が中国市場に進出している。
統計データによると、この「早期収穫」案により、中国はASEAN
から輸入した優遇関税商品のために合わせて約1億元の税金を減免した。
「早期収穫」案は、2006年までに一部の商品の関税を減らすという中国とASEANのある協定に基づいて実施されるもので、これら商品のほとんどは農産物である。
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