2004 No.20
(0510 -0514)

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日本軍遺棄毒ガス事故、日本人弁護士が調査へ

旧日本軍が黒竜江省チチハル市に遺棄した化学兵器によって2003年8月4日に起きた毒ガス漏洩事故の被害を訴えるため訪日していた王宇亮さん、王磊さん父子ら4人の事故被害者は5月9日午前11時、帰国した。4人は日本で自らの被害体験を語り、より多くの若い日本人弁護士に訴訟へ参加するよう訴えた。中国を侵略した旧日本軍による遺棄化学兵器被害の賠償請求訴訟の中国側弁護士、蘇向祥さんによると「8・4事件被害者日本弁護団」は200人を超える日本人弁護士で構成され、そのうち50人近くの弁護士が6月25日に訪中し、被害者と1対1で調査を行うという。

被害者4人と中国側弁護士は5月5日に日本を訪れ、4日間滞在して日本青年弁護士協会年次総会で、被害者44人を代表して自らの被害体験を語り、日本のより多くの弁護士に当時の歴史を理解してもらった。