2004 No.20
(0510 -0514)

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外交部、台湾のWHO総会への参加に反対

劉建超外交部スポークスマンは5月10日、ソロモン諸島などが今年の世界保健機関(WHO)年次総会に台湾をオブザーバーとして招待しようとしていることについて次の質問に答えた。

――ソロモン諸島などの国はこのほど台湾をオブザーバーの資格で今年のWHO年次総会に招くことを要請した。これについてどう論評するか。

WHOは国連の専門機関であり、主権国のみ加盟の資格がある。WHO年次総会はWHOの最高意思決定機関である。WHO憲章およびWHO議事規則などの規定により、台湾は中国の一部としてWHOには参加できず、またオブザーバーの資格でWHO年次総会に参加することもできない。ソロモン諸島など少数の国がWHO年次総会に台湾に関する提案を行うのは、いかなる法的根拠もないことである。中国政府はこれに対し断固として反対を表明する中国の中央政府はかねてから、台湾の人々の福祉や健康に十分な関心を寄せ、海峡両岸(大陸と台湾)の医療衛生分野の交流をこれまで積極的に進め、台湾が衛生情報を得られるよう支援してきた。中国中央政府の同意を得て、WHOの専門家はかつて何度も台湾へ赴いて、新型肺炎(SARS)などの感染状況を調べ、台湾の専門家もSARSやがんに関するWHOの専門会議に何度も出席した。こうした事実は、台湾が衛生情報を得るためのチャンネルがきちんと通じていることを証明している。中国中央政府は、台湾の医療衛生専門家が中国代表団の一員としてWHO年次総会に出席するのを歓迎すると何度も表明した。残念ながら、台湾当局はそれに回答していない。これは、台湾当局の真の意図が、衛生分野の問題を借りてWHO内に「二つの中国」、「一つの中国と一つの台湾」をつくり出し、「台湾独立」の企みを実現させることにあることを物語っている。