2004 No.20
(0510 -0514)

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温家宝総理、ブレア首相と会談

訪欧中の温家宝総理は5月10日、ロンドンでブレア・イギリス首相と会談した。

温総理は「今回の会談後に発表する『中英共同声明』は、両国関係を全面的な戦略パートナーシップとして確定するものだ。これは中英関係の新しい出発点となる。中英関係をさらに発展させるため、中国は4点の提案をしたい」と述べた。

(1)首脳会談を定例化する。両国政府の首脳や外相の会談を年度ごとに開き、二国関係と重要な国際問題について意見交換する。

(2)戦略的問題の協議を強化する。両国はテロ反対、武器拡散反対、環境保護、持続的発展などの問題でさらに緊密に協力し、両国の全面的戦略パートナーシップを充実させる。

(3)協力の重点分野を確立し、協力レベルを高める。両国は貿易と投資、財政・金融、エネルギー、科学技術、教育・文化、環境保護の6分野を今後の両国協力の重点分野とする。英国商工業界が中国東北地域などの旧工業基地の振興や西部大開発プロジェクトに参画するのを歓迎する。

(4)両国の対話システムを整備する。両国は戦略的かつ長期的な視点から出発すべきで、対話システムを通して理解を深め、共通認識を広げ、相違点を適切に処理し、両国関係をさらに成熟させる。

ブレア首相は温総理が両国関係発展に向けた提案に賛意を表した。首相は「英国は欧州連合(EU)加盟国の中で中国に対する投資が最も多い。英国政府は、英国企業の中国東北地域振興、西部大開発への全面的参画や中国企業、研究機構との科学技術分野における協力を奨励する。英国はEUが中国の完全な市場経済の地位をできるだけ早く認めるのを支持する。これは中国だけに寄与するのではなく、世界にとっても非常に重要だからだ」と述べた。