2004 No.20
(0510 -0514)

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「一つの中国」を認めずに台湾海峡の
安定はありえない

李維一国務院台湾事務弁公室スポークスマンは5月12日の記者会見で、記者が「陳水扁当局がこのほど『両岸平和安定相互機構グループ』を発足させた。また、このグループを『両岸平和発展委員会』に改組し、それによって『国家統一委員会』に取って代わり、なおかつ『両岸平和発展綱領』を作成する予定だ。国務院台湾事務弁公室はこれをどう論評するか」と質問したのに対して次のように答えた。

われわれはこれまで一貫して、台湾海峡両岸は「一つの中国」の原則を基礎として、平等に協議を進め、両岸の敵対状態を終わらせる交渉を進めることを主張している。

現在、両岸和平交渉の根本的障害となっているのは、陳水扁が頑なに「一辺一国」の「台湾独立」という分裂活動を堅持していることである。陳水扁は一方で「中国に対する聖戦だ」とわめき、また一方で「両岸に平和と安定の掛け橋を築こう」などと公言している。これはまったく国際世論をだますものだ。

陳水扁が「一つの中国」の原則を承認しないまま、両岸は話し合いの席につくことはできないし、台湾海峡も平和で安定した将来があるとは言えない。