2004 No.21
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第5回中国国際発明見本市、9月に上海市で開催

中国発明協会主催の「第5回中国国際発明見本市」が9月10日から13日にかけて上海国際展覧センターで開催される。同見本市は中国国家科技部の認定した国内唯一の発明展で、出展対象は、係争中のものを除いて、2年以内に発明、考案されたものに限られている。薬品、食品、化粧品の出展は、中国関連省庁と業界の基準に従って、特許証明書、特許説明書、技術鑑定書(専門家意見書を含む)、製品説明書、生産許可証などの書類を提出しなければならない。特許未登録の製品と発明に関しては、ユニーク性と意義などを説明する資料が必要である。今回の見本市では、世界的知的所有権組織、発明団体、香港特別行政区政府は特別発明賞などを多数の賞を設けている。エレクトロニクス、IT、ネットワーク技術、バイオ、医薬、エコ、エネルギー、新素材などが優先的に扱われる傾向だが、あくまでも商品化を重視すると主催側が説明している。申し込みは6月中旬まで。

中国発明協会は1985年から、2年ごとに開催する全国発明展と4年一度の国際発明展の2種を主催してきた。2004年1月、同協会と天津経済技術開発区管理委員会は、両見本市を「中国国際発明展覧会」に一本化し、2005年から天津市の一カ所で開催することに合意した。昨年10月厦門で開かれた全国発明展(14回)には1100点以上の発明品が出展された。中国発明協会は、国家科技部が認定した社会団体で、全国総工会(労働組合)と国家知識産権局(国家知的所有権管理局)に所属し、会員数は団体と個人を合わせて2万人以上。雑誌『発明と革新』を発行している。

2003年の中国の特許出願件数は30万8487件に達した。そのうち、発明特許出願は10万5318件で総件数の34.1%、実用新案特許出願は10万9115件で、総件数の35.4%、意匠特許出願は9万4054件で総件数の30.5%をそれぞれ占めた。