胡錦涛国家主席、カザフ大統領と会談
胡錦涛国家主席は5月17日午後、北京の人民大会堂で、中国を公式訪問中のカザフスタンのナザルバエフ大統領と会談した。
胡主席は会見で両国のエネルギー協力を迅速に深めることを提案した。これは中国とカザフスタンの石油パイプライン・プロジェクトを重点とするエネルギー協力の飛躍的発展を目指すものである。
胡主席とナザルバエフ大統領は会談後、両国の共同声明に調印した。また両国政府による中国・カザフスタン協力委員会の創設に関する協定や、石油・天然ガス分野での全面的協力展開の枠組み協定などの文書の調印式に出席した。両国は共同声明の中で、次の点について認識の一致を確認した。
地理的な隣国であることと経済面の相互補完性が、両国の石油・天然ガス分野における密接な協力の前提となっている。この分野における協力をさらに拡大、深化することは、両国の経済発展に対し重要な戦略的意義がある。両国はカザフスタンのアタスと中国のアラ峠を結ぶ石油パイプラインを早期に建設し、関連する油田開発プロジェクトを実施するため、共に努力していく。
カザフスタンは中国石油企業の黒海大陸棚の石油・天然ガス探査・開発への参入を支持する。両国はカザフスタンから中国に至る天然ガスパイプライン敷設方法の研究を加速する。
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