2004 No.21
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胡主席、FAO会議で農業の
対外開放をさらに拡大

国連食糧農業機関(FAO)第27回アジア太平洋地域閣僚会議が5月19日午後、北京で開幕した。開会式に出席した胡錦涛国家主席はあいさつに立ち、次のように述べた。

アジア太平洋地域の大多数の発展途上国の農業インフラが立ち後れ、農業生産力のレベルが低く、貧困と飢餓が依然として存在している。こうした状況を変えるため、われわれは共通点を求め相違点を残し、互いに尊重し、学び合い、互恵の精神で、農業分野で交流と協力を積極的に展開すべきである。同時に、開放の規模をさらに拡大し、関税を引き下げ、障壁を取り除いて、共通の利益を増やすべきである。

中国はアジア太平洋地域の一員として、農業の対外開放をさらに拡大し、世界貿易機関(WTO)加盟時の承諾を誠心誠意履行し、農産物多国間貿易交渉の新ラウンドに積極的に参画し、これを推進する。

われわれは世界各国と共に農業分野における協力を積極的に発展させる。特にアジア太平洋地域諸国との農業分野における協力強化では、新しい分野、新しいアプローチ、新しい方法を探求し、発展させ、各国が互恵による成果を得られるようにして、アジア太平洋地域各国の国民に幸せをもたらすように努める。

FAOは長年にわたって中国の農業と農村経済の発展を積極的に援助してきた。私はこのことに称賛と感謝の意を表明する。中国政府は今後、FAOとの協力をさらに全面的に強化していきたい。

会議は、アジア太平洋地域の農業の持続可能な発展における水稲の状況、アジア太平洋地域の農業に対する気候変化の影響、域内各国の農村の発展と食糧の安全保障戦略および政策の更新などについて討論、交流する。会議にはFAOのアジア太平洋地域加盟国の閣僚級代表団と国連傘下の関連機関の代表が出席している。