中国、2003年度「国別貿易
投資環境報告」を公布
WTO加盟の新情勢に適応するため、中国商務部は5月20日、2003年度の「国別貿易投資環境報告」(以下は「報告」と略称)を公布した。
商務部は「対外貿易法」と「貨物輸出入管理条例」の関連規定に基づいて、毎年「国別貿易投資環境報告」を公布することを計画している。
2003年度「報告」にはアメリカ、カナダ、オーストラリア、メキシコ、ブラジル、EU、ロシア、ポーランド、日本、韓国、インド、インドネシア、タイ、ベトナム、マレーシア、フィリピン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、南アフリカなど19の貿易パートナーが含まれている。2003年、中国のこれら19貿易パートナーへの輸出額は中国の輸出総額の70%を占めた。
「報告」には主に中国とこれら貿易パートナーとの双務貿易投資の概況、貿易・投資管理メカニズム、これらの貿易パートナーが貿易面で講じた具体的措置などの内容が盛り込まれている。また、「報告」は2003年のこれら貿易パートナーの貿易投資管理体制の変化、中国の企業が上記の市場で直面した貿易障壁と投資障壁の発展と変化及び中国政府がこれらの障壁を取り除くために払った努力について説明している。
商務部輸出入公平貿易局の責任者は、「報告」の公布は中国政府が職能をいっそう転換させ、切実に国内の企業にサービスする重要な措置の一つであり、今後商務部は絶えず「報告」の内容を増やし、中国企業と関係ある仲介組織が外国で遭った障壁と不公平な待遇をタイムリーに商務部に伝達するよう希望すると述べた。
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