中国の固定電話と携帯電話の
普及率、それぞれ20%突破
中国情報産業部の王旭東部長は6月17日、「第36回世界電気通信デー」の記念イベントの席上で、中国情報産業の生産額がGDPの6%を占めていることを明らかにした。
王部長は、中国の情報産業が国民の利益に貢献するという観点から出発し、管理体制改善、市場化といった成長過程を経てきたと説明した。中国で「いくらかゆとりのある社会」を全面的に築き上げることは経済成長と社会の持続的発展に対し大きな意義があるものとして高く評価された。
また、王部長は、2003年末、中国の固定電話普及率と携帯電話普及率がそれぞれ20.5%、20.8%に達し、加入者数は世界トップになったと発表した。
さらに、インターネット加入数は世界第2位で、中国のネットワーク技術がすでに世界トップクラスに達していることを明らかにした。
しかし、その通信ネットワークも中国の経済が発達した地域に集中し、農村部では普及が遅れているとも指摘した。そのため、情報産業部は、「三農」問題の早期解決、農村部におけるデジタルデバイドの解消を目指し、積極的に第3世代(3G)携帯電話の普及を推進するなどより広範な国民の利益に合致した政策を実行する。
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