2004 No.22
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写真は爆弾の撤去作業を進める瀋陽市
公安局治安警察の専門家

チチハルで再びガス中毒、旧日本軍の遺棄兵器か黒竜江省チチハル市で5月24日、ガス中毒事件が発生し、8〜9人が中毒症状を訴えて現地の病院で治療を受けた。これまでの判断で、旧日本軍の遺棄化学兵器から出たイペリットガス(マスタードガス)ではないかとみられる。

チチハル市公安局は同日午後6時ごろ、同市の富拉爾基区花園小区の建築現場で、掘削作業中の現場から円い缶状の物体が見つかったとの通報を受けた。中には液体は残っていなかったが、鼻を刺すような臭気が周辺の住民にただよったという。公安当局は直ちに現場を封鎖し、物体に接触した人々に対し調査を行った。
チチハル市では2003年8月、マスタードガスによる中毒事件が発生し、43人が被害を受け、1人が死亡した。