駐エクアドル中国大使、台湾のOAS加盟に反対
曽剛中国駐エクアドル大使は、6月6日に開かれた第34回米州機構(OAS)総会の加盟国および常任オブザーバー国の団長による話し合いで、台湾当局がいかなる形式や名目でOASに加盟することにも断固反対する中国政府の立場を重ねて言明した。
曽大使は書面談話で、「OASの規約によると、主権国のみがOASのオブザーバーとなることができる。台湾は中国の1つの省であり、参加資格がない」と指摘している。
曽大使はさらに、「中国政府が承諾事項を忠実に守り、OASとの『中国・OAS協力基金』の設立・運営・管理・監督システムの問題に関する協議を早期にスタートし、すべての加盟国が利益を得られるようにすることで、米大陸、特に中南米諸国やカリブ諸国の経済・社会の発展に力を尽くしていく」と強調した。
OAS常設理事会は今年5月、中国をOASの常任オブザーバーに迎える決定を発表した。中国は今回、オブザーバーとしてOASの総会に初めて参加した。
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