外交部、朝鮮半島核問題の解決には時間が必要
章啓月外交部スポークスマンは6月15日の記者会見で、朝鮮半島核問題の解決までにはかなり長い時間がかかるとの認識を示した。記者との一問一答は次の通り。
――今回の6者協議は段階的な目標があるのか。朝鮮半島核問題の完全な解決に望みが持てるのか。
今回の協議への期待について、われわれは関係各国がこれまですでに達した共通認識を基に、関係ある問題を引き続き突っ込んで議論することを望む。数回の協議と作業部会を通じて、関係各国が多くの問題で共通認識に達した。それには次のような内容が含まれている。
(1)6カ国はいずれも対話を通じて核問題を平和的に解決することに同意した。
(2)朝鮮半島の非核化が核問題解決の最終目標であることを認識した。
(3)核凍結は核放棄の第一歩である。
(4)朝鮮の安全保障などの分野における合理的関心を重視し、解決に努める。
われわれは今回の新たな協議で各国がより一層突っ込んだ議論をすることによって、協議が進展することを望む。
朝鮮半島の核問題はとても複雑な問題であり、1回や2回の協議で問題を解決するのは難しい。恐らくかなり長期の過程が必要だろう。しかし各国がすでにいくつかの共通認識を得たことは、各国が朝鮮半島核問題の解決を望んでいることを示すものであり、非常に重要である。
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