中国、家電ブランドランキングを発表
山東省青島市で開催された2004中国国際電子家電博覧会の組織委員会は、2004年度の中国市場の国内外家電ブランドの影響力ランキングを発表し、上位50位を選出した。海爾、長虹、シーメンスが上位3位にランクされた。
このランキングでは、上位50位に入ったブランドの中で、海外ブランドは15社あり、そのうち、日本は9社、韓国は2社である。中国メーカーは35社である。
第4位から第10位までは、松下(パナソニック)、サムスン、ソニー、TCL、康佳(コンカ)、東芝、LGである。
2年前に発表された前回のランキングと比べて、中国市場における海外ブランドの影響力はある程度弱くなった。例えば、前回は上位3位以内に2社の海外ブランドが名を連ねたが、今回は中国ブランドとしての海爾と長虹がランクされたため、フィリップスの順位はに低下した。海外ブランドが圏外となったものも珍しくない。
同博覧会組織委員会の殷世鋼副主任は、今回のランキング選出結果で、海外ブランドが全世界において、そのブランド力を保持していることが、中国市場のブランディングと必ずしも比例しないことが明らかになったと指摘した。
また、10位以内にランクされた海爾、長虹、TCL、康佳は、ほかの中国ブランドと比べても一歩先を進んでおり、その製品規模やブランディングは他社を寄せ付けず、この四社とその他の中国ブランドの格差はますます大きくなっているという。これは、中国最大の家電グループ群が新たな飛躍を遂げる前兆と見られている。
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