中国とASEANの非公式外相会合、青島で開催

中国と東南アジア諸国連合（ASEAN）10カ国の外相は6月21日、中国の海浜都市青島で非公式会合を行った。各国外相は国際問題や地域問題、アジア地域の協力問題などについて意見を交換した。

11カ国の外相はASEANと中国の国連駐在代表と定期的に交渉を行うこと、現存の10＋3協力メカニズムを通じて、東アジア共同体という東アジアの長期的な協力目標を実現すること、中国とASEANの戦略的パートナーシップを促す行動計画を策定すること、農業、情報通信技術、メコン川の開発などの重点分野における協力に全面的な枠組みを策定することなどで合意した。

11カ国の外相は、｢中国とASEAN自由貿易区の設立は双方の共同の利益に合致する。引き続き現存のメカニズムを通じて、理解を深め、共通の認識を拡大し、中国とASEANの戦略的パートナーシップを深化していく｣との考えを示した。