李肇星外交部長、ACD枠組み内での
各国の協力を高く賞賛

李肇星外交部長は6月21日、中国北部の海浜都市青島でACD・アジア協力対話第三回外相会議に出席したシンガポールなど９カ国の外相らとそれぞれ会談を行った。その際、李肇星外交部長は、各国がACD枠組み内で各分野における協力促進になした積極的な貢献を高く評価した。

当日、李肇星外交部長はそれぞれシンガポールのジャヤクマール外相、カンボジアのホー・ナム・ホン外相、タイのスラキアット外相、インドのシン外相、バーレーンのムハンマド外相、オマーンのアラウィ外相、パキスタンのカスリ外相、韓国のパン・ギムン外交通商相、日本の川口順子外相とそれぞれ会見した。

李肇星外交部長はその際、｢ACDはアジア全体に向けての政府間の新しい協力体制であり、アジア各国の協力強化という共通の願いを反映している。中国は平和共存五原則を踏まえて、各国と善隣友好関係を発展させ、政治、経済貿易、文化など分野における協力を拡大し、深化する｣と語り、また台湾問題における中国政府の立場を重ねて強調し、各国が台湾問題などで中国に与えた強力な支持に感謝の意を表した。

この9カ国の外相は中国がアジア区域協力で発揮した積極的な役割を高く評価し、中国との互恵協力を強化し、中国との関係の全面発展を深化したいとの考えを示し、また｢台湾問題に対する中国の原則的立場を支持し、一つの中国という政策を堅持し、台湾独立に反対する｣と表明した。