2004 No.26
(0621 -0625)

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中国・ASEAN戦略パートナーシップ
行動計画を制定

中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国の非公式外相会合が6月21日、中国の青島で開かれた。会議では、ASEANと中国の国連代表部が定期協議を進めることや、現在のASEAN+3(中国・日本・韓国)の協力システムで東アジア共同体の実現を目指す東アジア協力の長期目標に合意するとともに、東アジア首脳会議の適時開催を支持した。

中国はASEANが東アジア地域協力において主導的な役割を発揮するのを支持すると重ねて表明し、また双方は朝鮮半島の非核化実現への努力を支持すると表明した。

ASEANは中国が朝鮮半島の核問題をめぐる6者協議で積極的かつ重要な役割を発揮していることを評価した。

各国外相は、現在進められている二国間、一部地域、地域全体の協議は地域の多角的協力の構成部分であり、双方が「東南アジア友好協力条約」をこの地域の国々を導く行動原則とするよう引き続き推進に努力すべきだという認識で一致した。中国は「東南アジア非核地域条約」議定書への早期調印を望むと重ねて表明した。各国外相は、南中国海地域の安定維持と南中国海での協力促進のため、「南中国海関係諸国行動宣言」を効果的に実行することに同意したほか、「中国・ASEAN戦略パートナーシップ行動計画」を制定することで双方の首脳が2003年10月に調印した「中国・ASEANの平和と繁栄のための戦略パートナーシップ共同宣言」を実行することに同意した。「行動計画」は2004年11月にラオスで開かれる中国・ASEAN首脳会議で承認される。さらに各国外相は、中国とASEANの農業、情報通信技術、人的資源開発、メコン川開発、相互投資の5つの重点的な協力分野のほか、中小企業、公共衛生、科学技術などの各分野で協力する全面的枠組みを制定することに同意した。各国外相は中国とASEANの自由貿易地区の設置が双方の利益に合致することを確認した。