世界銀行、中国の鉄道と道路
建設に4億ドルの借款を提供

世界銀行総務会は6月25日、中国の第2国家鉄道プロジェクトと湖北十漫公路プロジェクトにそれぞれ2億ドルの借款を提供することを認可した。この二つのプロジェクトは浙?線（杭州＝株洲）と十漫高速道路の建設を通じて東部沿海地域と中西部地域間の交通事情を改善し、経済発展成果の西部地域への移転を促進する。

第2国家鉄道プロジェクトには、浙江＝江西間の鉄道を改造し、最高時速を120キロから200キロに引き上げ、信号や通信システムを改善し、電気化を実現する、レール保守技術の現代化を実現し、中国鉄道網の利用度の高い区間のレール保守の質を高める、計画、管理、技術の能力を増強するため、鉄道部に諮問サービスを提供するなどの内容が含まれている。

湖北省十漫公路プロジェクトには、湖北省の北西部に位置する十堰から漫川関までの高速道路を建設し、湖北省の陸運能力を向上させる地方道路を改造し、湖北省内の低収入地区の人員移動及び教育、医療衛生、その他の社会サービスを得るチャンスを増やし、地方経済の競争性及び道路両側の社会、経済効果を高める、道路網管理を改善し、効果を高め、整備・政策制定、道路安全を強化するなどの内容が含まれている。

この二つのプロジェクトはともに2008年に完工の予定で、完工後、中西部地域の交通事情が改善され、収入の格差が縮小する。