中国の石油・天然ガスの産出量は
それぞれ世界第5位、第18位
国家発展改革委員会エネルギー資源局の白栄春氏によると、中国の石油と天然ガスの産出量がそれぞれ世界第5位、第18位となった。
2003年の石油産出量は1億7000万トン、天然ガスの産出量は350億立方メートルだった。原油パイプラインの総延長は1万6800キロ、製品油パイプラインの総延長は2700キロ、天然ガスパイプラインの総延長は1万6900キロにそれぞれ達している。
中国では「西気東輸(西部のガスを東部に送る)」プロジェクトを筆頭に、「北油南運(北部の石油を南部へ輸送する)」、「西油東進(西部の石油を東部に送る)」、「海気登陸(海洋天然ガスを陸地に送る)」など各パイプラインのプロジェクトは目下進行中である。
白氏はまた、石油・天然ガス備蓄能力が低いこと、輸入面で石油埠頭の絶対数が不足していること、パイプラインの稼動効率が低いことなどを指摘し、これらが中国の石油・天然ガスの開発と普及を阻害していると述べた。
なお、中国では現在、今後20年間に全長10万キロに及ぶ原油、製品油及び天然ガスのパイプライン網を建設し、また沿海地区に大型の石油埠頭を建設する計画を立てている。
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