2004 No.27
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外交部、市場経済地位の不認定でEUを批判

章啓月外交部スポークスマンは6月29日の定例記者会見で、欧州連合(EU)が中国の市場経済国としての地位を認めない決定を下したことについて「中国にWTO規定と加盟国義務の履行を求めながら市場経済国の地位を与えないのは筋が通らない」と批判した。記者との一問一答は次の通り。

――EUは中国を市場経済国として認めない決定をしたが、中国政府はどう論評するか。

われわれはEUのこの決定に留意している。中国が改革・開放政策を実行してからすでに25年になり、世界貿易機関(WTO)に加盟して3年になる。中国の個人経済、集団所有制経済などの非公有制経済は国民経済全体の中でかなりの割合を占めている。いくつかの統計データを見ると、商品価格の90%以上は完全に市場によって決められている。WTO加盟後、中国はWTO加盟国の義務を限り最大の努力をつくして履行しており、3000件近くの法律・法規や経済貿易に関する政策を改正、更新してWTOの規則に完全に合致するようにしてきた。政府機能の変化と体制改革の進展に伴い、企業は自主経営の経済実体となりつつある。EUはこうした変化を考えて、できるだけ早期に市場経済国としての地位を中国に与えるべきだ。これは中国とEU諸国が全面的に協力を進める好機となるだろう。EUと欧州諸国が中国に厳しく真剣にWTOの規定と加盟国義務の履行を求めながら、同時に中国に市場経済国の地位を与えないようなやり方は、互いに矛盾しており、筋が通らない。