三峡は今年の発電量を375億キロ
ワット時に上方修正
中国の国家プロジェクトの一つである三峡ダムプロジェクトの今年の総発電量が当初の計画よりも150億キロワット時多い375億キロワット時に達する見込みであることが明らかになった。
長江三峡工程開発総公司の畢亜雄副総経理によれば、今年の設計発電量は220億キロワット時であるが、今年は6月までですでに161億4000万キロワット時に達したため、予定発電量を上方修正した。
畢副総経理は予定発電量の引き上げについて、三峡発電ユニットの運転状況が安定していること、一部のユニットが予定より早く送電を開始したこと、三峡ダムの貯水量が例年より8%増加したこと、今年下半期から新たに3基のユニットを稼動することなどを理由に挙げている。
三峡プロジェクトは2003年7月に第1基目の発電ユニットが稼動を始めた。現在、8基の70万キロワット級ユニットは1日当たり1億1000万キロワット時の電気を生み出している。2008年までに総ユニット数の26基を設置し、年間847億キロワット時を供給する。
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