李外交部長、「東アジア共同体」
研究、検討を支持
李肇星外交部長は7月1日、ジャカルタでの東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国、日本、韓国を加えた「ASEAN+3」外相会議に出席した。
会議はASEANと中日韓3カ国による地域協力発展の方向と、現在の地域情勢、国際情勢などを重点に討論を進めた。李部長はASEAN+3協力の新しい情勢下でのレベルアップについての話し合いで次のような提案をした。
(1)「東アジア共同体」をはじめとする東アジア地域協力の発展の方向の問題を検討、研究するのを支持し、この過程でASEANが主導的役割を果たすのを支持する。
(2)自由貿易協力は今後、中・短期協力の重点とし、これをきっかけとして東アジア内需市場の開発を促し、東北アジアと東南アジアの経済統合を進める。
(3)東アジア首脳会議を適切な時期に開き、東アジア地域協力が新たな一歩を踏み出すようにする。
(4)「東アジア研究グループ最終レポート」の提出した政策措置を着実に実行するのを支持する。
(5)東アジア地域協力は各国が積極的に押し進め、経済界、メディア、学術界などより多くの方面が参画するものとする。
(6)開かれた地域主義を堅持し、他の地域の協力機構との連携と協調を強化する。
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