中国とEU、著作権保護分野の
協力について記者会見

中国国家版権局と欧州連合（EU）欧州委員会貿易総局の知的財産権担当部門は7月5日に記者会見を行い、双方の著作権保護分野での協力に関する情況を報告した。同分野での協力は、中国とEUの知的財産権協力事業の一環である。

国家版権局版権司の王自強副司長は「欧州は現代の著作権保護制度の発祥地であり、EUは著作権保護方面で豊富な経験を積んでおり、中国が学ぶところは多いにある。さらに重要な点は、EUが建設的な態度で、中国の著作権保護作業を客観的かつ公正に評価し、それが双方のさらなる協力のよい基礎となっていることだ」と述べた。

欧州委員会貿易総局のポール・バンドーレン局長は、「中国が著作権保護分野であげた成果は注目されており、中国の多くの指導者たちも知的財産権保護の強化と著作権保護の決意を表明している。EUと中国が著作権に関する取り締まりなどで引き続き協力を強化するよう希望する」と述べた。

中国とEUの知的財産権の協力事業計画に基づき、国家版権局は今年に著作権保護事業の視察団を4回EUへ派遣している。一方、EUも専門家を中国へ派遣し、人材育成や現場指導を展開したほか、北京や上海などでシンポジウムを開き、国際著作権管理の最新動向について話し合った。