2004 No.29
(0712 -0716)

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
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>> 経済

 

北京、交通渋滞緩和のため
交通ターミナルを建設

北京市は7月5日、交通渋滞を緩和するため積極的な取り組みの

一環として、慢性的に渋滞が発生する北京動物園付近に交通ターミナルを設置した。
 この交通ターミナルは、地下2階、地上8階の10階構造で総面積は延べ1万1793平方メートルである。バスの乗り換えターミナルのほか、飲食店、アミューズメント施設などを兼ね備え、利用者の便宜を図っている。また、自動車400台、自転車3000台の収容が可能な駐車場及び自転車置き場を設置した。1日当たりの利用者数は延べ26万人にのぼると想定している。

北京市は、動物園交通ターミナル以外にも、東直門、西直門、六里橋、望京西駅などに総合交通ターミナル施設を建設し、乗車時間を短縮させるなど交通の円滑化をはかる方針をとっている。

北京市ではすでに、自動車台数がすでに200万台を突破しており、交通渋滞を解決するため、各界からこの交通ターミナルに大きな期待が寄せられている。統計によると、2008年までに、同市における交通インフラ整備の投資総額は1800億元を上回り、通勤の公共交通機関の利用率は現在の27%から60%まで上昇すると予測されている。