2004 No.29
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>>記者会見


中国政府、台湾・香港問題を
めぐる米国の言動に懸念

在米中国大使館の孫偉徳スポークスマンは7月13日に行われた記者会見で、中国は台湾問題に関する米国の最近の行動に対し、強い懸念を表明した。孫スポークスマンは、「中国は米国に対し、台湾への新型兵器売却を停止し、米国と台湾との軍事関係を絶ち、台湾当局のいかなる部門との政府間往来も停止し、主権国家だけが加盟できる国際組織への台湾加盟の支持を停止するよう強く求める。さもなければ中米関係の安定発展と台湾海峡の平和と安定が保証されない」と述べた。

孫スポークスマンは香港の問題について、「中国は米国政府官員と国会議員の一部がこのほど示した、無責任な言動に対し、強い懸念と不満を表明し、香港の祖国復帰以来、中国中央政府は『香港基本法』を厳格に守り、『一国二制度』の香港での実施は成功している。香港の人々は以前のいかなる時よりも多くの自由を享受し、民主化も進んでいる」と述べた。

中米間の人権問題の対話について孫スポークスマンは「すぐに再開することはない」との考えを示し、その理由として、ジュネーブで開かれた人権会議で、米国が中国の人権面での大きな進歩を取り上げず、中国に反対する議案を再び提起し、両国の対話の基礎を壊したことを挙げた。孫スポークスマンは、中国は各国と人権問題について対話と協議を進めることは支持するが、これは平等と相互尊重を基礎として行わなければならないと述べた。