2004 No.29
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>>記者会見


外交部、ライス補佐官に
伝えた中国側の姿勢を解説

章啓月外交部スポークスマンは7月13日の定例記者会見で、このほど訪中した米国のライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に表明した中国側の姿勢について説明した。記者との一問一答は次のとおり。

――このほど訪中した米国のライス大統領補佐官に中国側は主にどのような分野の情報を伝えたのか、詳細を教えてほしい。

ライス補佐官の訪問期間中、中国の指導者は補佐官にとても明確に中国側の姿勢を表明した。

(1)中国は米国との二国間関係を非常に重視している。現在、国際情勢が絶えず変化している状況の下で、中米共通の利益と中米関係の重要性は増すことがあっても弱まることがない。両国は互いに尊重し、平等に接し、相違点を保留し共通点を求めるという原則にのっとり、引き続き対話を通じて共通認識を広げ、両国間の相違を縮めることを望む。

(2)中国は再び中米関係に占める台湾問題の重要性を強調した。中国の指導者が重ねて強調したのは、台湾問題は中国の主権、領土保全に関わる問題であるということだ。台湾問題を適切に処理するのは、中米関係を健全かつ順調に発展させるカギとなる。米国が重ねて表明した約束を守るよう希望する。すなわち「一つの中国」政策を堅持し、中米の3つの共同コミュニケを守り、「台湾独立」に反対するよう希望する。米国が行動でこの約束を実践してこそはじめて、中米関係は順調に前へと発展することができるのである。