中国とクウェートが共同コミュニケを発表
中国とクウェートの両国政府は7月7日、共同プレス・コミュニケを発表した。要旨は次のとおり。
両国は「中華人民共和国政府とクウェート国政府の経済技術協力協定」、「中華人民共和国政府とクウェート国政府の石油・天然ガス分野における協力展開枠組み取り決め」、「環境協力趣意書」に調印した。
両国はあらゆる形のテロリズムに反対し、テロリズムと特定の国家、民族、宗教との結合に反対することを強調する。両国は、テロリズムは国際社会が現在解決に努力すべき国際問題であると認識し、反テロ協力の強化に賛成する。
両国はイラク情勢の進展を振り返った。中国はイラク前政権がクウェート人捕虜を殺害した行為を激しく非難するとともに、クウェートが戦争捕虜や賠償などイラクによるクウェート占領が残した問題での正当な要求を理解、支持する。両国はイラクへの主権移譲と新しいイラク暫定政府の発足に歓迎の意を表す。両国はイラクの今後の建設と発展を援助したい。両国は、国連安全保障理事会がイラク問題に関する国連決議第1546号を全会一致で採択したことに歓迎の意を表す。両国は、国連がイラクの過渡期において重要な役割を強化することによって、イラク国民が国家主権を回復させ、各種権利を行使できるようにすることを強調する。両国は、イラク国内の市民や国際組織、在イラク外交使節団に対するテロ活動を厳しく非難する。
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