2004 No.29
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中国宗教代表団、世界宗教会議に初参加

中国のチベット学研究者でチベット仏教「生き仏」代表団の副団長を務めるチベット自治区社会科学院のツワンジュンメイ(次旺俊美)院長は7月11日、バルセロナで開かれた第4回世界宗教会議に出席し、中国チベット自治区におけるチベット仏教の現状と発展の将来性について説明し、次のように述べた。

チベットでは、宗教信者の参詣、祭り、布施、読経、済度などの宗教活動に、政府はいかなる干渉もしていない。宗教団体や宗教活動の場所はいずれも、憲法に定められた範囲内で自由に宗教活動を展開し、内部の問題を自主的に管理することができる。チベット族の人々は、宗教信仰の自由に関する政策が実際生活の中で十分に貫徹、定着されていることに非常に満足している。中央政府はチベット文化遺跡の補修事業を十分に重視している。統計によると、1980年から2000年までの間に中国政府がチベットの寺院の修繕や保護に3億1000万元を投入し、2001年にはさらに3億3000万元をポタラ宮、ロブリンカ(羅布林?)、サジャ(薩迦)寺などの文化遺跡の修復事業に使用した。このような措置は多くの僧侶・信者の仏事活動の必要を満たし、宗教活動の場の条件を大幅に改善した。

第4回世界宗教会議は7月7日から13日かけてスペインのバルセロナで開催され、世界の75カ国・地域の宗教界から7700人が会議に出席する。中国代表団が参加するのは今回が初めてである。