「対外投資国別・産業別指導リスト」が初登場
比較的優位を占める各所有制企業の対外投資を応援し、対外投資のサービスシステムを完全なものにし、海外進出戦略の実施を急ぐため、中国商務部と外交部は最近、共同で最初の「対外投資国別・産業別指導リスト」を公布した。
商務部の関係筋によると、リストの内容には国別と産業別という二部分に分かれている。そのうち国別にはアジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ、オセアニアなどの67カ国・地域が含まれている。産業別には農業・林業・牧畜業・漁業、採鉱業、製造業、サービス業と他の産業が含まれている。
商務部の関係筋は第一陣の国別の確定は主に次の原則に従ったと強調した。@周辺の友好国A中国経済との相互補完性の強い国B中国の主要な貿易パートナー国C中国と戦略パートナーシップ関係を樹立した国D世界の主要な区域的経済機構のメンバー。投資分野の選択は主に中国の産業構造、優位性及び所在国の外資導入重点分野と市場の特徴と結びつけ、中国の海外投資を奨励する分野によって確定した。
中国が対外投資面で国別と産業別の方向性をめぐって指導を行うのは初めてのことである。その公布と実施は、中国の対外投資管理体制改革の深化と対外投資利便化の促進に役立つものである。また中国企業の対外投資展開に対する指導に役立ち、企業が国内外市場を利用し、より高いグレードで国際経済技術協力に参入するよう奨励し、中国の対外投資先の国別産業立地を改善し、無謀な海外投資と内輪競争を避けることにもプラスとなる。
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