李肇星外交部長、アメリカ国務長官と電話会談

李肇星外交部長は7月26日、パウエル米国務長官と電話で会談を行った。

会談の際、李肇星外交部長は、台湾問題について中国の原則的な立場を改めて明らかにし「国家の主権と領土保全はすべてに優先する重要なものだ。実際行動で、一つの中国の政策を実行するという確約を履行するようアメリカに希望する」と述べた。これに対し、パウエル国務長官は「アメリカは一つの中国の政策を引き続き実行し、いかなる台湾独立行動をも支持しない。アメリカは台湾と関連する問題を慎重に処理する」との考えを示した。

李肇星外交部長は中国の公民趙燕さんがアメリカ滞在中、人権を侵犯される行為を受けたことに対して真剣かつ徹底的な調査を行い、関係者を厳罰するようアメリカ側に要求した。パウエル国務長官はこのことを問題にするつもりだとの意向を示した。