2004 No.32
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>> 経済

 

中国の4−6月の農産物生産価格、
穀物で上昇傾向

国家統計局は7月26日、中国の2万7000人の第1次産業従事者を対象とする生産価格調査を発表した。全国農産物生産価格は前年同期と比べて10.9%増となった。農業、林業、牧畜業、漁業の生産価格の伸び率はそれぞれ17.4%、8.9%、3.9%、11.9%であった。

農産物のうち穀物の生産価格は同期と比べて28.6%増え、そのうち米の生産価格は41.4%増、小麦粉の生産価格は38.1%増という高い上昇率を示した。このほか、豆類の生産価格は27.1%増、とうもろこしの生産価格は19%増となった。搾油原料の生産価格は21.6%増、綿花の生産価格は22.6%増、茶の生産価格も16.9%増、煙草の生産価格は7%増となり、嗜好品の生産価格も上昇している。

野菜の生産価格は同期比2.6%増、果物の生産価格は1.1%増、伸び率も一桁台にとどまった。製糖原料の生産価格は長期にわたりほとんど変動することがなかったが、今回は4.6%増とやや旺盛な動きを見せた。

畜産業では、豚の生産価格は同期比0.8%増、牛が3.8%増、羊が4.3%増となった。家きん及び卵の生産価格が上昇しており、それぞれ10.6%増、11.8%増となった。これには2004年初頭に発生した鳥インフルエンザの影響による家きん類の総量減少と夏季の卵の生産量低下という季節的要因がある。