戴秉国外交副部長、
中印関係の展望について語る
中国とインドの第3回国境問題特別代表会議が7月30日に終了した。中国側代表の戴秉国外交部副部長はインドを離れ帰国する際に、記者の質問に対し次のように答えた。
――中印関係の将来をどう予測するか。
インドの新政府は今年5月に発足した後、中印関係を維持し発展させたいという積極的な意向を何度も示すとともに、新政府がより積極的に努力することで中印両国の長期的かつ建設的なパートナーシップを深化、拡大させたいと強調した。われわれはこれを称賛する。中国政府はインドに対する善隣友好の方針をしっかりと実行し、隣国との善隣関係とパートナーシップの政策を堅持し、インドとの長期にわたる広く、深く、安定した友好互恵の協力関係の発展に力を尽くしていく。われわれ両国はともに古くから文明の栄えた国で、大きな人口を抱える2大発展途上国でもある。また、山水が相連なる二つの大国であり、両国は各分野の提携の発展に巨大な潜在力を秘め、将来性はとても大きい。両国が善隣・共存の関係を保ち、互恵協力を行うことは、両国の国民の根本的な利益に合致し、地域ひいては世界の平和と発展にも役立つ。双方が高い視点に立って長期のビジョンを持ち、両国関係の大局と両国国民の根本と長期の利益を重視し、歴史的なチャンスを逃さず、共に努力して、歴史が残した問題を適切に処理しさえすれば、中印の友好協力関係は必ずよりよい未来を迎えられるとわれわれは信じる。
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