胡主席、テッド・スティーブンス
米上院臨時議長と会見
胡錦涛国家主席は8月3日、北京の人民大会堂でテッド・スティーブンス米上院臨時議長らの一行と会見し、台湾問題について次のように述べた。
中国政府の台湾問題における立場は揺るがず、明確だ。ブッシュ大統領を始めとする米国の指導者が「一つの中国」の政策の堅持、中米間の「三つのコミュニケ」の遵守、「台湾独立反対」の立場を、繰り返し明確に言明していることを称賛する。米国が約束を忠実に守るとともに、具体的な行動でそれを示し、台湾当局に誤ったシグナルを送らないよう希望する。国家主権と領土保全を守り、祖国の完全統一を早く実現することは、13億中国人民の共通の意志であり、確固たる決意だ。自国の独立と統一のために非常に困難な闘争を繰り広げた米国民は、中国人民のこうした強烈な民族の願いを理解できると信じる。米国の上下両院議員が、このために建設的な役割を積極的に発揮することを希望する。
会見の際、スティーブンス臨時議長は次のように述べた。
代表団のメンバーはいずれも、米中両国がアジア太平洋地域、さらには世界の平和と安定に対し重要な責任を負っており、両国の建設的な協力関係をたゆまず発展させることが非常に重要であると考えている。米国は「一つの中国」の政策を堅持する。これは米国の約束である。
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