ASEAN+3情報閣僚級会議、バンコクで開催

東南アジア諸国連合（ASEAN）10カ国に中日韓の3カ国を加えた「ASEAN+3」による情報通信分野の初の閣僚級会議が8月4日、タイのバンコクで開催され、ASEAN+3の枠組み内の各国間の情報通信技術の協力促進について議論が行われた。

会議で採択された文書は、ASEAN+3各国による情報通信分野の協力点として次の5点を挙げた。

（１）ASEAN諸国の情報通信インフラ整備

（２）各国間の情報技術の格差縮小

（３）能力開発と人材開発の強化

（４）各国の情報通信政策協調のための努力

（５）情報通信分野の貿易と投資の円滑化

中国代表として会議に出席した王旭東情報産業部部長は、情報通信分野でのASEAN諸国との交流・協力をさらに強化し、共同発展を促進する中国の意向を表明し、さらに（１）ASEAN+3の情報通信協力体制のさらなる整備（２）閣僚または高官レベル協議の緊密化（３）２国間と多国間、地域と周辺地域の協力推進（４）協力レベルの向上などで、共同発展を促進することを提案した。